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7年ローンで200万円のHPを払い続けながら、使えないまま終わったという話を何人もの事業者から聞いてきた。

適切なコストで「動くサイト」を持つとはどういうことか。現場目線で正直に整理する。

「高いHP」が機能しない本当の理由

制作費が高い=成果が出る、ではない——少なくとも、現場ではそう感じています。

よくあるパターンがある。制作会社が「プロに任せれば安心」という営業トークで受注し、納品後は事業者自身が一切触れない構造で完成させる。結果、更新するたびに制作会社に費用が発生し、「ちょっとした修正」が数万円かかる状態になる。

注意

更新できない・自分で触れないサイトは、資産ではなくコストになっていくと思っています。作った瞬間から陳腐化が始まり、費用だけが積み上がっていく。

高い制作費の多くは「デザイン」「ブランディング」「管理システム」に使われている。それ自体が悪いわけではない。ただ、月商数十万円の事業者に本当に必要かどうかは別の話だ。

小さな事業者に本当に必要なHPとは

シンプルに整理してみると、HPの役割はこの3つだと思っています。

  • 問い合わせを受け付ける
  • LINEや予約ページに誘導する
  • 商品・サービスの内容を伝える

この3つが機能すれば、まず十分だと思います。それ以上の機能は、後から必要になってから足せばいい。

見た目より「伝わるか」が優先だ。どんなに美しいデザインでも、読んだ人が「何をしてくれる人なのか」「どう連絡すればいいか」がわからなければ意味がない。

そして重要なのが、自分で更新できる構造にすること。新メニューの追加、料金の変更、スタッフ情報の更新——こうした作業を自分でできる状態が、長期的なコスト削減になる。

Column by 丸山カズタカ

適切な予算の考え方

正直なところ、以下の金額感で十分機能するサイトが作れると思っています。

種別 現実的な相場 用途・特徴
LP(1ページ) 5〜20万円 商品・サービスの訴求に特化。キャンペーンや単品販売に向く
HP(複数ページ) 20〜50万円 会社・店舗の基本情報を網羅。問い合わせ・採用・ブログ等を含む
維持費(年間) 1〜3万円 ドメイン・ホスティング費用。Netlify等を使えば低コストで運用できる

これを超える金額が必要なケースもある。ECサイト・多言語対応・大規模なCMS——特定の機能が必要なら、費用は上がる。ただ、多くの小さな事業者には、ここまでの機能は必要ないことの方が多いです。

維持費・更新費まで含めてトータルで考える。初期費用が安くても、月々の保守費用で5年後には200万円を超えることがある。

丸山カズタカ
Enowa. / 石垣島在住 / EC・デジタル化支援コンサルタント

まとめ

  • 制作費が高い=成果が出るではない——自分で触れない構造が「負債」になる
  • 問い合わせ・LINE誘導・内容説明の3つが機能すれば、小さな事業者には十分
  • LP:5〜20万円、HP:20〜50万円が現実的な相場——維持費込みでトータルで考える

HPは「作ること」が目的ではない。問い合わせが来て、売上につながる状態を作ることが目的だ。予算よりも「何のためのサイトか」を先に決める。

機能するLP・HPを適切なコストで

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